昨日(2023.07.31)の出来事。久しぶりに愛機のロードバイク(AVEDIO)でお出かけ。調子よく走っていた帰路で、突然、チェーンがロックしたように動かなくなり、危うくこけそうになる。
パニックになる
これまで、長年ロードバイクに乗ってきましたが、初めての経験でした。街の真ん中で、突然踏み込めない。そんなにスピードが出ていなかったので路肩に止めることができましたが、車道をスピードを上げて進んでいた時に突然止まっていたらと思うと・・・ゾッとします。
どうすればいいのか?
自転車の整備といっても、日頃ショップにお願いしている我が身では、なんともできない。もしこれが山の中なら完全にアウト。山を彷徨いヒッチハイクか、はたまたJAFか。車じゃないので無理か。そんなピックアップサービスってあるのかとふと思いながら・・・。まだ街中(兵庫県尼崎市)であったのがせめてもの救いか。路肩に止めて変速チェック。ディレイラーがカチカチと動いており、変速はできるもののクランクを回してみると数回でクランクが止まる状態。さすがにこの状態で乗ることは不可能と判断。自宅までの道のりは、まだ20km近くある。自転車屋に駆け込むしかないと携帯で検索することにしました。
自転車で対応してくれるのか?
自転車屋をネットで検索。いくつかの候補のショップが提示される。大手と呼ばれるお店も示されたが少々距離がある。いちばん最寄りの小さな自転車屋に駆け込む。頭の中では、ベテランのマスターが救世主のように手をさしのべてくれるのではないかと期待したものの、一言「うちでは対応できない」と。続いて少し離れたところにある、もう一軒のショップに突入。少し大きな店舗なので、対応してくれるかと期待していたところ、「うちでは対応できないね。専門のショップで見てもらったら」との一言。うーん。おたくも自転車のプロではないのかと思ってしまった。無理かどうか実物を見てから判断してくれてもよかったのではないかと思う。所詮、こちらは飛び込みの修理客。そっけない態度を取られても仕方がないが、少し寂しい気持ちになってしまった。
救世主を求む!!
わが愛機のAVEDIO号は、カンパニョーロのアテナで組まれている。カンパはイタリアのメーカーで日本での取り扱いが少ない。シェアで言うと圧倒的に「シマノ」が大きな割合を占める。確かに街中のショップでの取り扱いは難しいかとあきらめ、以前お世話になったことのあるシャップをめざすことにした。現在地から約4km。押して歩くと約1時間。ビンディングシューズを履いているので歩くペースも遅くなる。絶望の淵にいた。ただそこに行けば何とか助けてもらえる。それを信じてひたすら自転車を押し進めることにした。人間、火事場のばか力というか何か知恵を生み出すものだ。ただ自転車を押し歩くより、自転車にまたがりクランクを回さずタイヤの転がりで進めば歩くよりは少しはマシなはず。試してみるとこれが意外と進むことを発見。大幅に時間短縮が可能に。約15分で目的地のショップに辿り着くことができた。
救世主現れる
ようやく辿り着き、これまでと同様にショップに駆け込む。簡単に事情を説明すると、まず一言「これってどちらのお店で購入されたもの?」と聞かれる。「別の店です。」と答えた。他店舗となると対応してもらえないお店もある。なかば諦めかけていたところ、「ちょっと見てみようか」の一言。見てもらうこと。一瞬で、スプロケットのところを指さして「ここおかしくないですか。」と。よく見てみると、スプロケットがガタガタと緩んでいる。ホイールをはずし増し締めをしてもらう。ホイールを元に戻して変速チェックをすると正常に稼働した。またホイールを戻す時にリアブレーキが片ぎきになっているとのとのことでそこも合わせて調整していただきました。「工賃は?」とお聞きしたところ、「結構です。」との一言。お礼を言って自宅までの道のりをひたすら進むことに。無事辿り着くことができました。
今回の出来事で
自転車に乗っていてアクシデントに遭うことがほとんどなくこれまで来ました。パンクが数回程度。パンク修理については、何とか自力解決できますが、それ以外は、まだまだといったところです。今回の出来事をきっかけに自転車(ロードバイク)のことをもっと知らなければと改めて思いました。ロードバイク乗りの端くれとして、これから独学で学びながら発信していければと思います。
コメント