1. はじめに:なぜ今、AVEDIOなのか

- ブランドの背景: 国内トップクラスのプロショップ代表たちが、「日本人の体格や走りの環境に最適な機材を」と立ち上げた日本のブランドです。このブランドを知ったきっかけは、2000年代初頭に、たまたま立ち寄ったロードバイクのプロショップで、AVEDIOの車体をみかけたことです。その時見た塗装の美しさに一目ぼれしました。車好きでもあるので、車体の塗装にはこだわりたいもの。今から思うと当時のフレームは各社とも塗装に力を入れていたような気がします。今のモデルって個性がない。マットな感じやダークな色味で、よく言えばシンプル、悪くいえば、無個性。2010年前後の時代は、複数の色を取り入れたり、文字のグラフィックに独自性を持たせたり。時代の流行りだったかもしれませんが。。。
- 日本のブランドであることは大きな魅力ですね。ロードバイクといえば、今や海外メーカーが主流ですし、何百万円もする有名メーカーのロードバイクを操っていると満足できるかなと思ったりします。日本にも大手メーカーがあります。パナソニックやブリジストンなど。あえて新興ブランドであったことも応援したいと思えた点ですね。といってこれまたヤフオクでポチってしまいました。
2. 「BACCHUS(バッカス)」という名機の個性
2009年当時にリリースされたこのモデルは、カーボン全盛の時代に逆行するような「こだわり」が詰まっています。自転車愛好家として見てきた風景は、1990年代、クロモリからアルミへの変換期だったと思います。それまでクロモリのロードバイクが標準だったところに、アルミの硬い乗り味、軽量という謳い文句。一気にアルミロードが人気を博していたのではないでしょうか。そこにカーボンという素材が新たに登場。カーボンの優位性がうたわれアルミの存在意義が薄れつつあった時代かと思います。その中でなぜアルミモデルを選択したか。
アルミの優位性: アルミの良いところは、カーボンよりも気楽に扱えるところかと。気を使わずに輪行したり、多少の飛び石を気にせずガシガシ走ったりできるのは、BACCHUSのような良質な7005番アルミフレームの特権です。カーボンロードバイクも所有していますが、通勤やちょっとしたポタリングには、このアルミモデルは最高ですね。このバイクの前には、コルナゴのAIRというモデルに乗っていました。これは前三角がアルミ、後三角がカーボンという当時はやっていたいわゆるハイブリッドモデルです。少し話がそれましたが、アルミモデルはとても扱いやすいです。
設計の妙: 砂時計型にベント加工されたシートステーはこのモデルの個性の一つです。この当時流行っていた、カーボンとのハイブリッド(カーボンバック)にしなかったことの潔さ、アルミ特有の突き上げを抑えるための職人的な技に魅了されます。
「エヴァフォーク」の恩恵: AVEDIOの最大の武器である一つが高性能カーボンフォークを搭載していることです。後ろはアルミの素材を活かした構成にしつつも、フロントは、アルミ特有のキビキビとした加速感と、カーボン由来の振動吸収・ハンドリングの良さを両立させるために取り入れられたフォークになっています。
3. 「カンパニョーロ・アテナ」との相性
このモデルの魅力の一つが、コンポがカンパのアテナであること。完成車といえば、ほぼシマノ製のコンポとなるが、アルミフレームにカンパのコンポ。そのこだわりにも自己主張を感じます。カーボンパーツ全盛期にアルミの質感と性能を凝縮した、ある意味で「もっとも贅沢なミドルグレード」だと言えるのではないでしょうか。
操作感: カンパ特有の「カチッ」とした明確な変速のフィードバックや、握り心地の良いエルゴパワーの感覚。シマノに慣れていたので、最初は変速するときに戸惑いました。親指で押し込む感覚。慣れてくれば、カンパの個性として受け入れることができます。カンパとシマノ。それぞれの製品に対する哲学のような垣間見ることができます。

日常使いの最強コンポ: 壊れにくく、メンテナンス性も高いアテナは、通勤や街乗りといった「毎日付き合う」環境において、カーボンコンポにはない安心感を与えてくれます。今回初めてカンパのコンポを使っています。とはいえ、このアテナというモデルも廃番になっているようで、カンパの互換性については、分かっていない部分もあるので、今後修理交換部品が出てきたときに、また紹介していきたいと思います。
4. まとめ:17年経っても色褪せない「相棒」
この車体を手に入れてから日は浅い。ネットサーフィンをしていたところ、オークションサイトでこの完成車を見つけたことが事の始まりです。見つけた時で、すでに10年は経過していたが、写真で見る限り使用感はあまりなく、塗装の状態も良さげであったために購入を決意。購入当時もすでに、他メーカーのカーボンモデルとアルミモデルに乗っていたが、普段づかいとなると、やはりアルミの方が気兼ねなく使える。
と購入したものの、実は、購入から少し経ったころ、いつものように通勤路を自宅に向け走っていたところ、突然リアの変速ができず、チェーンが脱落。チェーンをはめ直し再びスタートすると、ロックがかかったように突然踏めこめない状態に。わけもわからず、最寄りの大手自転車チェーン店に持ち込むもあっさり断られ、知っているプロショップまで4kmぐらいバイクを押していくはめに。これまでロードバイクに乗っていて、パンク以外のトラブルに遭遇したことがなく目の前が真っ暗な状態に。
ようやくプロショップに到着。見てもらうと、カンパのスプロケがしっかり固定されていなかったことが原因とのことで、きちんと締めこんでもらうと見事復活しました。修理代はいらないと言っていただき、助かりました。
アルミフレームにカンパの組み合わせ。メジャーブランドの完成車では味わえない、プロショップのこだわりが詰まったフレームと、イタリアのコンポーネントが融合した「唯一無二の一台」であると自負できる。
ロードバイク業界では、「軽さは正義」なる名言(迷言)がある。体感として確かに軽さのメリットはたくさんあると思うが、使用場面、使用目的を想定したモデル選択がロードバイクの楽しみの一つだと思う。ということでこれからは、このモデルを使った楽しみ方(輪行、ポタリングなど)を発信できればと思う。

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